小説家という職業

私は森博嗣さんの本が好きでよく読んでいるのですが、その中で印象に残っているのが、集英社出版の『小説家という職業』です。

森博嗣さんは、基本ミステリー小説家なのですが、(本人はもう引退したと言っています)このような啓発本?もよく書かれています。

私は結構、森博嗣さんのこのようなタイプの本が好きで、というのも、著者本人の考えをダイレクトに知ることができるからです。

この、『小説家という職業』は、タイトルのまま小説家という職業について色々と著者の考えや、売り上げなどの具体的な数字、本人なりの小説の書き方が書いてあります。

森博嗣さんは、小説家になる前は理系の大学教授であり、ミステリーも、理系ならではの感じがプンプンします。

本には、著者は、小説家になる気など微塵もなかったのに、何故だか書ける気はあった。と書いてあります。しかも、ほとんど小説は読まないそうなので、この本によって私の小説家像がかなり崩れました。

そして、この本には、小説家になるメリットが多く書かれています。私もこの本の影響で、少し小説に挑戦してみましたが、1日で挫折しました。隠された才能は無かったようです・・

しかし、この本によって、私の中の働くという意識が少し変わりました。

森博嗣さんは、好きで小説家という仕事をしている訳ではないそうです。しかし、小説で稼ぐことができるという作戦のようなものや、予感があったようで、彼は、必ずしも好きなことを仕事にしなければならないと思わないと書いています。(他の本の内容かもしれません..)仕事は仕事で、生きるためや、好きなことのためにお金を稼ぐ道具のように考えているようです。

私は、自分の好きなことで仕事をすることだけが幸せであると考えていたので、違う考え方もあるのだと知ることができた。そんな一冊でした。