アルカラ KAGEKI

2017年に15周年を迎えたアルカラ。

彼らが2年ぶりにリリースした、初めてのフルアルバムとなる今作は、既存ファンでも初めてアルカラを聞く方でも親しみやすいアルバムです。

アルカラは、各アルバムごとにテーマや雰囲気をがらりと変えてきます。

だからこそ、過去には好みの分かれる作品もありました。

ですが今回のアルバムは違います。

新しいアルカラをこれでもかと見せつけながらも、どこか過去のアルバムを感じさせる曲がいくつかあります。

ですが、けして古いものの焼き直しではなく、確実に前に進んだ新しいアルカラが作り上げた新しいアルカラです。

進化し続ける演奏力に加え、おどけた音遊びもあり、演奏面でも楽しませてくれます。

アコギ一本で演奏された「銀河と斜塔」は、普段とは全く違う雰囲気でありながら、それでもアルカラらしさを感じさせる不思議な楽曲です。

ライブの定番曲であるチクショーと同等のエモーショナルさをもつ「さ・あ・な」、ちょっとシュールでファンキー、でもどこか哀愁漂う「コンピュータおじさん」、情緒的な美しさを感じさせる「ひそひそ話」。

全く違う楽曲なのにどこか繋がりを感じさせるこの3曲の流れは、このアルバムでも特に見事です。

またいつも通り収録されたボーナストラックにはあるギミックが仕掛けられており、もう一度聴きたくなる、ちょっと楽しい曲になっています。

今回のアルバムの楽曲たちは夏フェスでもすでに数曲披露されています。

CDでも楽しめますが、圧巻のパフォーマンスを見せるライブでの演奏も楽しみですね。